EAミーティングに参加している皆さん、私たちは日本イモーションズ・アノニマスサービス事務局(略してJEA)です。
(JEAその始まり)
JEAは、「JEAに加入していて、地域でEAミーティングを開催している日本のEAグループの活動を支援するサービス機関」です。
日本にはもともと、もうひとつ別のEAのためのサービス機関がありましたが、令和元年ごろからEAのサービス機関としての本来の役割を正常に果たさなくなってしまいました。
さらに、特定のEAグループに対してそのサービス機関から除外するということが次々と行われてしまいました。除外されてしまったEAグループはこれまで信じてきた大事なつながりを失ってしまい、分かち合いがなくなって困ってしまいました。
こうした一連の出来事に対して過酷でつらく思うEAメンバーも少なくありませんでした。
そこでお互いに連絡を取り合って、ミネソタEAIからの提案も受けて、定期的に集まって情報の交換や相談をする「EA交流会」を新たに開くようになりました。これがJEAの始まりとなりました。 EAIとも定期的に連絡を取り合っています。
(JEAの取り組み [1] もうひとつのサービス機関の動向に注目)
JEAがその始まりから継続して取り組んでいることをいくつかご紹介します。
まず一つ目は、日本のEAのもうひとつのサービス機関についての情報を共有し、その動向に注意してゆくということです。
これまでの正常なサービス機関としての役割を果たしてはいませんが、そこに加入している地域EAグループがあります。これからJEAとこのもうひとつのサービス機関との間の関係をどのようにしてゆくのかは双方の関係者にとって共通の課題です。
なお、状況が分からないままお互いのつながりを失った地域EAグループひとつひとつに対してJEAから連絡をとり状況を知ってもらう意見が何度か出てきましたが、有効な手段が見つからなかったり個人情報保護の観点などからなかなか実現することができませんでした。
(JEAの取り組み [2] 信用・信頼を高める)
二つ目はサービス機関としての信用・信頼を高めてゆくことです。
EAのサービス機関がその役割を果たさなくなったために、EAメンバーやEAミーティングにつながったはずの方々だけではなく、行政・医療・福祉などの関係者やEA以外の他の自助グループの仲間たち、EAに対して関心と理解と協力を示してくれていた方々- こうしたすべての人たちの信用と信頼を大きく損ねてしまいました。
すでにJEAは動き始めていますが、大きく損ねてしまった信用と信頼に対する埋め合わせはまさにこれからです。
・名称について
まずJEAはその正式な名称「日本イモーションズ・アノニマス サービス事務局」を決定するにあたり、自分たちの活動がEA全体に関わっていること、地域EAグループの活動を支援していることを確認し、決して忘れないために「サービス(奉仕)」という言葉をその名称の中に入れました。
・外部の相談機関、専門家の利用
非営利の市民活動に詳しい相談機関、法律の専門家などを利用して、助言を受けて体制づくりや運用の参考にしています。
・「総則」を作る
「EAのサービス機関として健全にその役割を果たし続けるにはどうすればよいのか」- その内容を明確にして文章にする「総則」を作る作業を継続しておこなっています。
日本のEAとして初めての経験で、その歩みはゆっくりとしたものですがきっとうまくいくと信じて必ず成し遂げてゆきます。
・新たな連絡方法の確立
JEAと加入している地域EAグループをつなぐ連絡の方法について、どうすれば安全で安心して利用できるのか検討しています。
(JEAの取り組み [3] 加入希望の地域EAグループに対応)
三つ目はJEAの支援を求めて加入を希望する地域EAグループに対する対応です。
これまでの反省に立って、次のように進めています。
まずJEAから基本的な考え方を明らかにします。加入を希望する地域EAグループがそれに賛成する準備があるかを確認してから、登録の手続きに入ります。
JEAの基本的な考え方に賛成して共にサービス活動を支え、「EAの回復のメッセージ」を広げてもらえる地域EAグループに加入してほしい、そのように願っています。
(最後に)
「望む人があればいつでもこのプログラムが手に入るよう支援することが私たちの願いである」。 日本イモーションズ・アノニマス サービス事務局は、主役である地域のEAグループの活動の下支えを本年もしてまいります。ありがとうございまいた。
令和6年2月